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様々な展開を見せるエヴァンゲリオンという作品の中にあって、新風を巻き起こした『使徒XX』。
先日、遂にシリーズの要【リリス≒XX】も発売になりました。またエヴァンゲリオンストア限定商品【CODE:BE】も、ご注文いただきました皆様のお手元に届きだしている事と思います。2005年から2006年にかけ、ウェーブが総力で取り組ませていただいた、本シリーズもいよいよ充実といったところです。今回のレポウトではこれまで製品開発に関わった主要スタッフのコメントを用意させていただきました。 |
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5体に共通して言えることは、ポーズがごまかしのきかない素立ちだったので素体の段階でかなり悩みました。下手をすると面白みのないものになってしまうので「人体に程良いデフォルメを取り入れつつ地味にならないように」を心がけたのですが、基本の人体構造の部分で吉崎先生からかなりのダメ出しをいただいたので。吉崎先生のこだわりに答えるのが大変だった分とても勉強になりましたし、出来上がったものも満足のいくものにあがったと思います。
パッケージのイメージは吉崎先生からの助言をいただけたのですが、イメージ通りになっていたかどうか不安ではあります…。今回のような素材の違うダブルパッケージ は、自分でも初めての経験でした。製品アッセンブル工程で若干支障が出た、クリアケース(内側パッケージ)の「足」部分の処理など、反省する部分も多々ありますが、 興味深く、かつ楽しく勉強できた仕事でした。プレッシャーも感じつつがんばりましたので、ぜひ手にとってご覧いただければと思います。
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【造形的見所、こだわり、開発裏話】 |
■A-02 リリス≒XX
リリス≒XXについて…製品に封入されている解説書の中の【基本画稿】のところでも触れられておりますが、綾波レイはリリス?という本編中から現在に到るまで語られる謎の解釈の一つとして、プラグスーツ姿の「羽根つき」綾波をデザインしたという…ことだそうです。原型製作にあたっては当然、綾波レイを念頭に置きつつも、使徒XXシリーズとして合わせて並べられることを想定して進められました。またサキエルXX、ゼルエルXX、タブリスXXに続き4体目という事で、原型製作をはじめ色々なことがスムーズに進み始めるようにもなった頃でした…が、やはり、背部の羽根の処理には、原型製作も金型作業も最後まで手こずりました。また、このリリス≒XXを進めている最中に少年エース誌用アルミサエルXXも決定したりと、第4弾という事もあって本シリーズもいよいよ軌道に乗り始めたころです。そして、『CODE:BE』の存在。設定を魅力的に再現する為にどうすべきか悩ましいところも多々ありましたが、吉崎先生をはじめ、色々アドバイスをいただいた上で、トライ&エラーを繰り返し、満足のいくものを用意できたのではないかと思っておりますが、いかがでしょうか。何より、とても魅力的なアイテムを製品化させていただけた事に大きな喜びを感じずにいられない…それが今の私達の率直な思いですね。
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■リリス≒XXのインナーシート(製品同梱) |
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■CODE:BEのインナーシート(製品同梱) |
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【最後に・・・】
3回にわたって、使徒XX開発レポウトを掲載させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。使徒XXシリーズ第5弾である、月刊少年エース応募者全員サービス企画商品『アルミサエルXX』もおかげさまで、大変、多くのお客様にご応募いただいたとの事で、私達もとても嬉しく思っております。お届けまでもうしばらくお待ちいただくことになりますが、皆様に喜んでいただけるよう、我々をはじめ工場も全力で量産体勢に入っておりますので期待してお待ちください!
現在、使徒XXシリーズも次なる展開を踏まえ、じっくりと検討の時期に入ったとの事。皆様の前に現れてくるとしても、ある程度時間がかかるのではないか・・・と思いますが、私達もまた、次なる展開に備え、いつでも即対応できるようにしていくつもりでおりますので、ご期待下さい。 |