最初の1歩。
先日、ウェーブへ「パープルベアー」の原型を納品に行ったときのことです。 ひととおり打ち合わせを終え、担当の永見さんと近所のカレー屋さんへ行き、そこで食べながら、
ボク:「パープルベアーですけども、バトリングATってことでチェーンソーとか持たしたらどうでしょう。」
もぐもぐ
「凶悪ヒールなイメージで。悪役レスラーとか。」
もぐもぐ
永見さん:「それ、面白そう。」
もぐもぐ
アストラギウスでAT用チェーンソーといったらコレ!「マッドデントロイダー」です!! ペールゼンファイルズ第6話に登場し、スコープドッグが使っておりました。 AT用ですので、バトリングにおいても使われていたに違いありません。ブンブン振り回す姿が目に浮かびます。
という事で、今回、次回に渡り2回に分けて「マッドデントロイダー」の製作記事をお届けします。今回は”設計編”です。
モデリング!
さてさて、まずは3Dモデリングでです。今回は元になるキットがありませんので、ゼロから設計します。
モデリングするには3面図があれば簡単なのですが、手に入らない場合は、設定資料、映像から大きさを決定し、ざっくりとモデリングしていきます。 3面図を描いてからモデリングする方法もありますが、ダイレクトにおおよそなカタチを作成して整えていくスタイルをとっています。3面図を作りながら、立体におこすという感じでしょうか。
全体に形状が見えてきたところで、パープルベアーと並べて確認します。
はい、大きさも問題なさそうですね。グリップもちょうど握れるくらいです。
それにしても迫力ある大きさだなあ。
ここからは、より設定画に寄せるように形状変更しながらモデリングしていきます。スジボリ等の細部は、すべてデータ上で完結させ、パーツの合わせダボも作成しておきます。ダボは可能なら2mm以上入り込むように設計するとよいと思います。
ちなみにスジボリは0.2mm角で処理しております。
そして、「マッドデントロイダー」データ完成!
持たせたいな!
それでは「パープルベアー」に持たせてみましょう。実は当初、大型の武器なので地に立てかけて手を添えるポーズを考えていました。それはそれでカッコいいと思うのですが、やはり両手で構えて威嚇するようなポーズをさせたいところです。
「パープルベアー」の手をグリップに合わせて指を曲げて、握るように調整します。今回は指とグリップを一体化したパーツとして、力強く握る雰囲気を演出します。
では、いよいよ両手持ちで構え!!
つづきます。
今回は設計が終了したところで終了。
次回は、このデータを出力用データへ変換〜出力〜仕上げ〜塗装の”組立編”です。 お楽しみに!!
パープルベアー
本体価格:¥22,800(税別)■2016年4月発売
■レジンキャスト製組立キット ■1/24スケール
■原型製作:市野 裕己(ノリモータース)【
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1/24エルドスピーネ【赫奕たる異端Ver.】
原型完成!
2月下旬、当社オフィシャルサイトにて詳細公開!
※画像は開発途中のもので、実際の製品と異なる場合があります。
1/48ヴェルビン 原型完成目前、鋭意最終仕上げ中!
装甲騎兵ボトムズシリーズより、製品化リクエストで圧倒的人気を誇ったATを1/24レジンキットで製品化決定!
次回本コーナーにて発表します!!
未発表の新規アイテムも続々、企画進行中!乞うご期待!!
Producer’s Voice
本シリーズの企画・制作を担当している開発部の永見です。
今回パープルベアーの作例を検討している中で、何か面白いものをお見せ出来ればと思っていたのですが、ご覧のとおり市野さんのアイデアでマッドデントロイダーを立体化!せっかくなので「念のため、製品化出来るよう、原型にもなりうる造形にしておいて下さい」と市野さんにこっそりお願いしておきました(笑) それほど沢山のニーズがあるとは思いませんけど、作例ならではのこういったモノも楽しいのではないかと思います。
皆様からのリクエスト(info@wavecorp.co.jp)
も『是非』お待ちしております♪
話は変わって、ついにオリジナルオージェの原型が完成しました。KuWa氏と一緒に、半年以上にわたり徹底的にブラッシュアップを行なって完成させた渾身のアイテムです。EEE(トリプルイー)シリーズではなかったはずなのに、結局、同じくらいの熱量で作りきってしまいました!おかげで、また、値段がやっちまった状態でして…発表した時の皆さんの呆れる顔を想像すると…ドキドキが止まらないのですが、間違いなくオリジナルオージェの決定版となります!1月25日の発表を是非ご期待ください!!
プロデューサー 永見浩士 (ウェーブ開発部)
[ウェーブ・プレミアムモデルNEWS! ]次回は2月19日(毎月第3金曜日)更新です。ご期待ください。
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